2017年2月3日(金)日経産業新聞に以下記事の掲載がありました。
『歩数や心拍数などが測れるフィットネストラッカー(活動量計)開発の米フィットビットが、「消費者向けハードウェア」から「デジタル・ヘルスケア」へと企業イメージの転換を急いでる。』
『フィットビットは2007年の設立。トラッカーは世界65カ国で販売され、累計販売台数は5400万台を超える。15年6月には新規株式公開(IPO)を果たした。』
『今年1月には、米医療保険のユナイテッドヘルスケア・グループなどと組み、運動目標を達成した参加者が報酬を得られる新プログラムを提供すると発表。』
『また、昨年12月には医療機器大手のメドトロニックとも提携。メドトロニックが提供する体内グルコース濃度の測定機器とフィットビットの活動量計を組み合わせて使い、糖尿病患者のデータを収集できるようにする』
『ヘルスケア関連企業との提携強化などを通じて「運動」だけでなく、「健康管理」の必需品という立ち位置を構築して需要を掘り起こす狙いだ』
『さらに同社は収入源の多様化に向けて今後はスマートウォッチ(腕時計型端末)も本格的に手掛けていく計画だ。』
以上 日経産業新聞5面掲載記事の一部より抜粋
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スマートフォンが世界的に普及したのに対して、ウェアラブルの普及にはまだまだ課題があります。スマートフォンが通信という機能だけでなくプラットフォームとしての地位を確立したのと同様に、ウェアラブルも測定という機能だけでなく健康管理というソリューションを提供してくということでしょうか?
いずれにしても、健康管理として、予防と治療の両方の分野に他社と提携しながら新しいサービスが誕生することは望ましいことであり、端末の販売だけでなく、端末を通じた新たなビジネスモデルが実現すれば、市場も活性化すると思われます。ウェアラブルを通じた健康管理市場の今後の動向に注目です。
以上 日通システム