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健康経営メルマガ 第3号

POSTED : 2015.8.31

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<><><><><><>  健康経営メルマガ 第3号 <><><><><><>
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いつもお世話になりありがとうございます。
健康経営メルマガ事務局です。

さて、1990年に、フェデックス(Fedex)がサービス業として初めて、
マルコム・ボルドリッジ賞(品質管理の卓越したアメリカ企業に対して贈られる)を受賞したときの
フェデックスの品質関連業務の全般を担当していたジョン・ウェスト氏はこう言ったそうです。

「従業員を適切に扱い、企業が従業員を本当に気遣っていることを感じさせれば、
世界中の黄金を集めても買えないようなサービス態度が身につくものです。」

ジョン・ウェスト氏は、コミュニケーションや社内教育、その他の活動にいくら資金を費やしたところで、
肝心の従業員が自らの立場、業務内容、労働環境などに満足しなければ、
よいサービスは得られないと言っています。
(R.H・ウォータマン著 野中郁次郎訳『エクセレント・マネージャー』 1994年クレスト社出版より引用)

R.H・ウォーターマン氏は企業の成功の条件を「人間的経営」といいます。
その人間的経営は、かつて、世界中が日本から必死に学んだ経営モデルでした。
しかし、その後、日本企業はいつの間にかその大事さを見失ってしまいました。

そして、今「健康経営」で、日本企業は「人間的経営」に回帰しつつあります。
この機運をしっかりと盛り上げ、
再び日本的経営が世界中の企業のモデルとなるとすばらしいと思います。

【第3号コンテンツ】
●トピックス 「ストレスチェック制度③」
●ココに注目 「ストレスチェック実施促進のための助成金」
●コラム   「日本再興戦略とIT③」
●健康経営.com記事より「自治体の取り組み」
●「健康」にオススメの映画その3
●「健康」にオススメの書籍その3
●健康経営連載小説「串かつ物語」

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※「健康経営®」はNPO法人健康経営研究会の登録商標です。

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□■□■□■□■□■トピックス(ストレスチェック制度③)□■□■□■□■□■

先週8月26日に開催された特定非営利活動法人 健康経営研究会のセミナーでは、
1.過重労働による健康障害の防止
2.業務に起因するメンタルヘルス不調の防止
に関連する判例の紹介があり、大変勉強になりました。

詳細は、次回セミナーまたはフォーラム
http://kenkokeiei.jp/index
にご参加いただくか、または
特定非営利法人健康経営研究会出版『これからの人と企業を創る健康経営』
http://manet.murc.jp/publicity/publication/book_150820
をご覧いただきたく思いますが、

今回セミナーで、判例を通じて学んだ最大のポイントは、
過重労働やメンタル不調を把握していても、適切な対応をしなかった場合は、
企業には賠償責任があり、さらに、場合によっては会社だけでなく、
上司などの個人も賠償責任の対象となり得るということです。

改正労働安全衛生法により、本年12月1日からストレスチェックが従業員50名以上の
事業所で義務化されます。

年に1回以上のストレスチェックが義務付けられていますが、
ストレスチェックを実施することではなく、ストレスチェック後の
具体的なアクションが大変重要となると思われます。

1)ストレスチェックの受診後の希望者への医師面談
2)集団的分析結果に基づく労務環境の改善

ストレスチェックの体制を構築するにあたって、この2つの体制をしっかりと協議して、
確立しておくことが重要といえるでしょう。

□■□ココに注目(ストレスチェック実施促進のための助成金)■□■

従業員50人未満の事業場が、他の小規模事業場と合同で、
医師・保健師などによるストレスチェックを実施し、
また、医師によるストレスチェック後の面接指導などを実施した場合、
助成金を受けることができます。

【助成金の額】
500円/回/人を上限として、ストレスチェックの実費額。
産業医1回の活動につき、21,500円を上限としてその実施額。

【助成金を受けるための条件(全てを満たしていることが必要)】
① 常時使用する従業員数が50人未満であり、同一の都道府県にある複数(2~10)
の小規模事業場を含む事業場で団体を構成していること。
② 産業医を合同で専任し、ストレスチェックに係る産業医活動の全部又は一部を行わせること。
③ストレスチェックの実施者及び実施時期が決まっていること
④集団を構成するすべての小規模事業場においてストレスチェック及び面接指導を行う予定であること
⑤集団を構成する小規模事業場の代表者と②の産業医が同一者でないこと。

詳細は独立行政法人労働者健康福祉機構のホームページをご参照ください。
http://www.rofuku.go.jp/sangyouhoken/stresscheck/tabid/1005/Default.aspx

□■□■□■□■□■  コラム (日本再興戦略とIT③)  □■□■□■□■□■

前号で、IT技術を活用したエネルギー需給の最適化として、
デマンドレスポンスとエネルギーマネジメントシステムについて、
言及させていただきました。

デマンドレスポンスとは、ピーク時に使用を控えた消費者に対して
対価を支払うなどの方法でピーク時の電力使用抑制を促し、
その抑制された電力で他の電力需要をまかなうことで電力の安定供給を行う仕組みを言います。

アメリカでは電力会社と電力の需要側の間にアグリゲーターと呼ばれるシステム管理会社が介在し、
アグリゲーターが消費者に対して、電力節約の提案をする仕組みが確立しています。
アメリカでは各アグリゲーター同士でいかに効果的なシステムを提供するかしのぎを削るなど
アグリゲータービジネスとして競争原理が働いている状況にあるようですが、日本では電力小売が規制されていたため、
これまでこういった制度が普及してきませんでした。
しかし、平成28年度には家庭用を含む低圧受電含めて完全自由化されるため、
今後アグリゲーターが介在したデマンドレスポンスによる電力需給の最適化が期待できます。

さらに今注目されているのがIT技術を駆使した自動デマンドレスポンスでです。
自動デマンドレスポンスは、アグリゲーターが手動で制御を提案する仕組みと異なり、
電力会社などからの情報に基づいて利用者側の空調機器や照明機器が自動的に制御される仕組みで
日本でも経済産業省が中心となり民間企業25社が参画した実証事業が進んでいます。

自動デマンドレスポンスの導入が進むと、
家庭用のエネルギーマネジメントシステムHEMS(Home Energy Management System)や
ビル用のエネルギーマネジメントシステムBEMS(Building and Energy Management System)の導入が進むことが
期待されています。

HEMS、BEMSのいずれも、現在、導入コストが大きな課題となり、普及が進んでいませんが、
自動デマンドレスポンスが導入されれば、重要側にとってもエネルギーマネンジメントシステムによって
電力の利用を最適化して、省エネ効果を高めるようという動きが急速に進むことが期待できます。

我が国は、エネルギー資源や農産物の多くを輸入に頼っています。
世界屈指の軍事力を保有しているとはいえ、生活インフラを他国に依存している時点で、
安全保障という観点からは非常にもろいと言わざるを得ない。

エネルギー安全保障についても、食料安全保障についても、
短期的に解決する問題ではなく、
長期的なビジョンを持って一つ一つ解決していかなければなりません。

一方でIT技術は、一夜にしてグローバル環境に影響を与えるほど変化スピードが速い技術であり、
それを活用することによって、今ある資源の活用を最適化することができる。

エネルギー資源のほとんどを輸入に頼っている我が国だからこそ、
省エネのためには、IT技術によるエネルギー需給の最適化を早期に進めていく必要があると言えます。

(本シリーズ終わり)

□■□■□■□■健康経営.com記事より□■□■□■□■

本号のオススメ記事は、自治体の取り組みです。

大企業では、多くの企業が健康経営を導入するようになっていますが、
まだまだ中堅・中小企業への普及はこれからの状況です。

しかし、元来、健康経営は中小企業の方が効果は高いはずです。
そして、様々な自治体が、今、企業を支援する取組を始めています。
ぜひ、こういった自治体とも連携しながら、
健康経営がより盛り上がってほしいと思います。

詳細は、ぜひ記事をご覧ください。
https://health-productivity.com/case03/

~~~~ 「健康」にオススメの映画 ~~~~
モーガン・スパーロック 監督/主演
『スーパーサイズ・ミー』
(2004年)
http://movie.walkerplus.com/mv34082/

1か月間、ファーストフードだけを食べ続けたらどうなるか?
モーガン・スパーロックが本当に実践して経過を映像におさめたドキュメンタリー。

このドキュメンタリーの発表後、
マクドナルドがアメリカでスーパーサイズの販売を一時停止したり、
世界中で同様の実験、反論実験が繰り広げられたり、
映像中の実証結果について多くの疑義がもちだされたり、
大規模なネガティブキャンペーンが起こったり、
など、一つの社会現象にもなりました。

ベジタリアンであるモーガン・スパーロックの彼女との極端なやりとりも見ものです。

日本でも、今や街はチェーン・レストランであふれています。
スーパーには、安価なプライベート・ブランド商品が並びます。

多品種少量、作り立て・新鮮よりも、大量生産、安く・早くの方が、
経済的なメリットがあることは明らかです。

安くて早くておいしい食事はありがたいですが、このドキュメンタリーを見ると、
考えさせられてしまいます。

~~~~ 「健康」にオススメの書籍 ~~~~
平井 正修 著
『坐禅のすすめ』
(2014年/幻冬舎)
http://www.gentosha.co.jp/book/b7363.html

著者は冒頭「はじめに」でこう述べています。
「坐禅は万能の魔法ではありません。」
「坐禅をすれば、すぐに心が晴れ、すべてが整理され、確実に強くなる、というものではありません。」

なぜ、坐禅をするのか?
この本を読むと、それがわかります。

人が抱く不安とは何か?どうやって自分の心と向き合っていくか。
心を理解し、心をコントロールするためには、何が必要か。

坐禅だろうと、それ以外の方法だろうと、自分自身と向き合うことができれば、
困難な状況でも折れない心に鍛えていくことができると、
この本を読んで思いました。

安倍総理も行っている坐禅。
自分の心と向き合うために、ぜひ一度ご一読いただきたく思います

□■□■□■□■□■健康経営連載小説「串カツ物語」□■□■□■□■□■

——–
健康経営連載小説 第2話
——–

【登場人物】
久司勝(まさる) 72歳。
大阪にある小さな私鉄の駅から10分程あるいた住宅街の路地で、
「串美」を経営している。

—————

今日の新しい客は、年のころ40前後の男性。
ピシっとしたスーツをきたビジネスマンである。

串美には、いろんな客がくる。
スーツ姿のサラリーマンは決して珍しくない。
ただ、今日の客は、酒とタイガースとか芸能人の話が好きな、串美にくるような客とはどことなく違う。
なんというか、酒も賭け事もやりそうにない、いわば堅物のような感じである。

「外のかんばんのメニューにあったセットをください」
客が言った。

セットとは、生ビールと、串5本(エビ、カシワ、ししとう、れんこん、牛)で1000円のセットである。
串美の定番メニューだ。

串やにしても、他の料理店にしても同じと思うが、一番の課題は、残り物である。
勝は、串美をオープンしてから、残り物は絶対に自分で食べないことを徹底してきた。
残り物を食べるようになると、それが当たり前になってしまうからである。

でも、いろんな串を、いろんな客が注文するならば、仕入れはしっかりしておかなければいけない。
だから、串やである限り、残り物が残らないようにするのは不可能である。

そこで、勝が考えたのが、1000円のセットだ。
これならば、いつも決まったネタがでる。仕入れもまとめられる。

案の定、1000円のセットをメニューに出してからは、新規の客は、ほぼ全員、このセットを注文する。

毎日くるような馴染みの客は、そもそも串を食べない。
馴染みの客の場合は、勝が、「今日はほっけがうまい」とか「酢の物がうまい」と勧めると、
たいてい、「じゃ、それよろしく」と注文してくれる。

たまに、馴染みの客が、何を思ったか、メニューに書いてある単品の串を注文してくることがあるが、
そんな時は、「あほ、そんなもんあるかいな」
と言えば、しまいである。

だから、串美には、セットと、馴染みの客用の適当な小料理しかおいていない。

今日のスーツを着た新しい客も、やっぱりセットを注文してくれた。

勝はまず生ビールを出し、勝は、裏にある冷蔵庫からさっき仕込んだセットの串を5本もってきて、
客の前で揚げはじめる。

しばらく無言である。
それでいい。新しい客にいきなり話かけると、客はとまどう。
そもそも、客は、何か考え事をしている。

しばらく沈黙が続く。
ふと、客が、話したそうな雰囲気になってきた。
そこで、勝は、話かける。

「早いですね。今日はお仕事終わりですか?」

すると客が言う。

「いや、今日は仕事休みました。今裁判所から帰ってきたんです。
離婚が成立しちゃって・・・。
とても真っ直ぐ家に帰ろうって気持ちになれなんです。
家に帰っても、一人だし・・・」

→→→ 次号へ続く

最後までお読みいただきありがとうございました。
2週間後にまたよろしくお願い申し上げます。