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専門家視点で発信する健康ブログ

総合型地域スポーツクラブへの期待

POSTED : 2018.4.9

 

 

総合型地域スポーツクラブは、人々が、身近な地域でスポ-ツに親しむことのできる新しいタイプのスポーツクラブで、子供から高齢者まで(多世代)、様々なスポーツを愛好する人々が(多種目)、初心者からトップレベルまで、それぞれの志向・レベルに合わせて参加できる(多志向)、という特徴を持ち、地域住民により自主的・主体的に運営されるスポーツクラブです。(以上、スポーツ庁ホームページからの引用)

 

文部科学省による『平成29年度総合型地域スポーツクラブに関する実態調査結果』によると、平成29 年7 月現在、全国では1,409 の市区町村(1,741 市区町村中)においてクラブが育成(創設及び創設準備)されているとのことです。

 

総合型地域スポーツクラブでは、卓球、バトミントン、サッカー、バレーボールなどのスポーツ・レクリエーション活動や、英会話、書道、料理、和太鼓などの文化活動を行っており、6種類以上のスポーツ・レクリエーション活動を行っているクラブが68.7%にのぼります。

 

 

平成29年3月24日の文部科学省『スポーツ基本計画』の参考データ集によると、総合型スポーツクラブの設立効果について「地域住民のスポーツ参加機会が増えた」(71.7%)、「地域住民間の交流が活性化した」(66.5%)、「元気な高齢者が増加した」(53.1%)(以上、スポーツ庁「平成27年度総合型地域スポーツクラブ活動状況調査」より)となっており、地域のスポーツ振興、健康増進で重要な役割を担っていることが分かります。

 

総合型地域スポーツクラブ全国協議会が設立されており、各地の総合型地域スポーツクラブが加入しています。運営の仕方は各クラブ様々ですが、公益財団法人日本スポーツ協会の応援や、ブロック・地区毎のクラブネットワークアクションと呼ばれるクラブ同士の交流も行われています。

 

大学と連携して、元アスリートの専門の指導を行ったり、医療機関と連携したりしているクラブもあります。いずれもキーワードは「地域」です。

会員から会費を徴収しているクラブは9割を超えていますが、平均徴収額が1,032円と安く、クラブの自律的な財政を賄うことはむつかしい状況で、多くのクラブが公共施設を利用したり、市の委託を受けながら財源を確保したりといった工夫をしながら運営をしています。

 

できるだけ予算をかけずに、地域の参加者の自主的な運営に任せて、一方で地域のリソースも活用しながらスポーツを通じて成長しあう環境を構築できる素晴らしい場であり、また、地域包括ケアや、地域医療連携など、地域に求められている自助・共助・公助の仕組みとも連携していくことができる可能性があると思います。

 

働き方改革で、多様な働き方が求められるようになりますが、総合型地域スポーツクラブに働き世代の方々も積極的に参加して、地域のために活動するのも、また望ましい姿だと思います。

 

以上 日通システム