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企業・健保の取組事例

相鉄インが健康経営にいち早く取り組んだ理由とは?

POSTED : 2015.6.17

3.健康経営実施の背景

相鉄インがこのように健康経営を重視することになった背景としてはやはり相鉄グループの一員であることが大きく影響している。

相鉄グループは人の命を預かる運輸業を母体事業としており、社員の健康は顧客の命を守るために最も重要な要素のひとつである。社員の健康が悪いことを知っていて業務に従事させ、その結果万が一事故という結果は決して許されない。

したがって従業員の健康状態を把握し、維持することは相鉄グループとして不可欠であり、早くからES(Employee Satisfaction/従業員満足度)の考え方がグループ内で定着してきた。相鉄インはホテル業であるがESの考え方についてはグループ企業の一員として、グループ内の他の企業と同じであるため健康経営を重視するのはいわば当然であった。

一方、相鉄インが健康経営を行う上で、相鉄グループだからこその苦労もあった。

例えば相鉄グループは運輸業にしても不動産業にしてもその事業のほとんどが神奈川県内で完結しており、従業員も神奈川県を基盤としている。健康診断にしてもグループ企業は神奈川県内の指定健診機関で受診することになっていたが、相鉄インの場合は東京都内や千葉県にも展開しており神奈川県内の健診機関にわざわざ健診を受けに移動することは現実的ではない。

そこで各地域の社員が勤務地近く或は社員の居住地近くの健診機関で受診できるようにする必要があった。また健診項目について健診機関間でバラつきがあると社員に対する不公平感も避けられない。

そこで相鉄インは健診のアウトソーシング手配を行っているウェルネス・コミュニケーション社と提携をして、全国どの地域でも会社が指定する健診メニューを受診できる仕組みを構築した。その結果、今では首都圏近郊だけでなく、全国展開でも対応できるようになっている。

相鉄インは今後新規出店ペースを拡大していく予定であり、すでに平成31年度までに50店舗の新規出店を計画している。

しかしながら、このように企業として事業規模を拡大してもESそして健康経営の考え方は変わらないことは確かである。また近年は都市型ビジネスホテルもシステムにより省力化が進んでおり、完全ロボット対応の宿泊施設も生まれている。

宿泊を目的とするビジネスホテルにあってこういったシステムの動きは重要であり、相鉄インとしても注視している。ただ中心にあるのは顧客であり、従業員であり、ビジネスをつくっているのは人であるため、その点を見失わないように心掛けている。(終わり)

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インタビュー協力:相鉄イン総務部両国様(右)