企業・従業員・自治体・健保組合で取り組む健康経営 コミュニティ 健康経営.com

文字サイズ

標準

拡大

健康経営.com

bookinアイコン Twitterアイコン faceアイコン

企業・従業員・自治体・健保組合で取り組む 健康経営 コミュニティ

  • HOME >
  • 企業・健保の取組事例

企業・健保の取組事例

産業医サービスに強いメディカルトラスト

POSTED : 2015.6.16

2.メディカルトラストの特徴

メディカルトラストの最大の事業は企業に対する産業医業務のアウトソーシングサービスである。

アウトソーシングとは「派遣」ではなく、「業務を委託してしまうこと」である。したがって、メディカルトラストはただ企業に対して産業医を紹介するだけでなく、産業医の先生が各企業できちんとニーズに対応できる働きができるようにサポートをしている。

例えば、全国には産業医の資格を持つ先生が8万7000人くらい存在しているが、各産業医には経験に応じて大きな個人差が存在している。これはあらゆる職業において共通のことだが、契約する企業としては当然、自社のニーズにきちんとこたえてくれる産業医の先生に来てほしいということになる。

そこで、メディカルトラストは、企業側のニーズを把握しているメディカルトラストのスタッフが産業医一人一人へのサポートを行って企業のニーズに応えられるようにしている。そうやってメディカルトラストのスタッフがサポートしている間に、産業医もだんだん企業側のニーズがわかるようになり、次第にメディカルトラストのサポートをあまり必要としなくなっていく。

メディカルトラストは、いわば、産業医の先生が離陸して安定航行していくためのお手伝いをしているような形である。もちろん、アウトソーシングならではの制約もある。

例えば、企業から、「明日100人の産業医の先生を紹介してほしい」という依頼を受けたとする。ただ産業医の紹介を行っているだけの事業体ならば難しい話ではないが、メディカルトラストの場合は、スタッフが各企業で衛生委員会を立ち上るところから、それぞれの企業のニーズに産業医の先生が対応できるようになるところまでサポートしなければならない。

たとえ産業医の先生は100人いても、メディカルトラストのサポート専門スタッフは現在20数名しかいないので、「一度には対応できません」と回答せざるを得ない。

メディカルトラストの事業は、一つ一つの契約がオーダーメイドになるので、各企業と契約をした初期段階だけ見れば赤字となることも多い。売上だけ追求するならば、オーダーメイドするアウトソーシング事業よりも、紹介するだけの事業の方が良いかもしれない。

しかし、メディカルトラストは、紹介するだけの事業では、50年後は存在できないと考えている。アウトソーシングによって、全国一律に質の高いサービスを提供し、それによって企業に感謝され、契約が都度更新されていって初めて各契約は収益化して、そしてメディカルトラストの事業は安定化していく。それがメディカルトラストの取り組むアウトソーシング事業の良さであると考えている。

最大の喜びは、メディカルトラストの派遣した産業医の先生が、知り合いの産業医の先生にメディカルトラストで採用されていること自体が高く評価されることである。

このように、企業からも、産業医からも認められる高いサービスを提供し続けることができるようにメディカルトラストは日々取り組んでいる。

拠点の全国展開

そもそも事業の立ち上げの背景が、全国一律という企業のニーズに対応することであったため、メディカルトラストは最初から拠点を全国に広げることを念頭においていた。

当初は東京、次に大阪・名古屋と順次拠点展開をしてきたが、平成27年には福岡・札幌・仙台の3か所に拠点を出した。メディカルトラストは平成18年から企業向けに産業医による過重労働者の面接を行っているが、全国で行ってきた過重労働者の面接の中で、メディカルトラストの拠点のないところのベスト3が、この福岡・札幌・仙台だったからである。

例えば、仙台を見ていると、企業の東北支社が仙台にあり、その営業所が青森や山形にあったりする。そうすると、青森や山形の営業所の所長や所員は、会議などで東北支店に集まる。そういった時に、メディカルトラストの仙台の拠点で産業医の面談を受けることができる。

小規模だからメンタル不調にならないかというとそうではないので、各企業は、全国各地で働いている人たちの問題をこれからもっともっと考えなければならなくなるだろう。メディカルトラストはそういったニーズにこたえるために、今後もニーズがあるところに、拠点展開をしていく。

>>次へ 3.高まるコンプライアンスと健康経営の意識