2017年1月5日(木)の日本経済新聞朝刊に以下記事の掲載がありました。
『リコーは複合機を経由して業務用ックラウドを簡単に利用する仕組みを立ち上げた。第1弾として病院が電子カルテのクラウドサービスなどを複合機から簡単に導入できるようにした。』
『第1弾の電子カルテクラウドの「きりんスキャン」は、患者が持ってきた保険証やお薬手帳、紹介状などの紙をスキャンし、自動的に患者の電子カルテにひも付ける仕組み。過去の紙カルテをその場でスキャンすれば、患者の電子カルテも作れる。手間を増やさず電子カルテへの移行が複合機で簡単にできる。』
以上 日本経済新聞 朝刊記事の一部より抜粋
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医療データを含む様々な健康関連データが電子化されています。政府も電子データの取り扱いに関するガイドラインや個人情報保護法改正含めて、これから来る電子データであらゆる情報を管理時代に対応するための法整備も進めています。一方で、これからのデータは電子化されるが、過去の紙で残っているデータはどうするのか?という課題も生まれてくるでしょう。
今やオフィスに1台が珍しくなくなってきている複合機で、こういった過去データを電子化できて企業内クラウドで管理でき、かつ医療ネットワークと接続できるならば大変便利と思われます。
新しい技術はどんどん生まれていますが、紙で管理している情報を電子化するというニーズはどんな新しい技術が生まれても大きく変わるものでありません。その一方で、マイナンバー化などの取り組みがさらに加速して、エストニアやイギリスのように、個人の医療情報を電子化して集中管理する時代が来た時、過去の紙データを電子化するという市場は大きいと言えます。
以上 日通システム