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遺伝子治療薬 国内発売へ (日本経済新聞より)

POSTED : 2016.2.1

2月1日の日本経済新聞1面に田辺三菱製薬が『糖尿病などによる足の切断を防ぐ』遺伝子治療薬を来年にも発売する旨発表がありました。

日経新聞によると、『健康な人から取り出した遺伝子を使い、血管を新たに作る機能を持つ薬。患者の足に注射すると、古い血管にかわる新しい血管ができあがる』とのこと。

2月1日の同新聞13面には、遺伝子治療薬とは異なる「免疫療法」に関するニュースも掲載されております。『タカラバイオは医療機関と連携し、「CAR療法」と呼ぶ手法の第1相臨床試験を来年度から始める。血液がんから取ったT細胞に、がん細胞表面のたんぱく質に結合する「手」となる分子を作らせた上で患者に戻す』とのこと。

さらに2月1日の日経産業新聞には、『仏製薬大手日本法人サノフィ(東京・新宿)は29日、海外で血液がん治療に役立つと認められながら、日本国内では未承認だった薬「プレリキサホル」の製造販売について、厚生労働省に承認を申請したと発表した。プレキリサホルは造血幹細胞を骨髄から血液中に移動させる薬で、2008年に米国で承認された』との記事が掲載されています。

遺伝子医療・免疫医療・血液がん治療の3つキーワードが同日に新聞に掲載されていますが、これらはいずれも従来の化学合成技術で病気の原因に対してアタックするタイプの薬ではなく、人体にもともと備わっている機能を再生ないしは活性化させることにより、病気ないしは障害の原因を取り除くタイプのものであると思います。

再生医療で世界をリードする日本ですが、遺伝子医療の分野でも他国に先駆けた製品化を行うこと、
抗体医薬、免疫医療の分野でも欧米をキャッチアップすつつあることは重要なニュースと思われます。

その一方で、イノベーターは様々なリスク・倫理との闘いを強いられる立場でもあります。
おそらく、倫理面での検証は、テクノロジーの領域をはるかに超える作業量が必要となると思われます。
特に遺伝子の操作は、輸血、臓器移植、人工透析など、これまでの特定の疾病を対象としたものを大きく超える議論となり得ます。

テクノロジーの領域と併せて、生命倫理、そして法や政治のディスカッションもこれから注視が必要です。