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会社の運動習慣で社員の幸せをサポート

POSTED : 2017.7.18

 

名古屋市守山区で地域密着での健康増進の取り組みを行っている わくわくライフサポート守山 代表 大橋拓幸氏にインタビューさせていただきました。

 

 

【事務局】

わくわくライフサポート守山設立の背景を教えていただけますか?

 

【大橋代表】

私の父は名古屋市守山区で包装資材の会社を経営しており、私自身ずっとここで生まれ育ちました。地域の人々に大事にされてとても恵まれた環境で育ったと思います。名古屋市守山区は1963年の合併で名古屋市となる前は、守山市という独立した市だったので、名古屋市の中でも区としてのアイデンティティが強い地域だと思います。私自身、昔から自分を育ててくれた「守山に貢献したい」という気持ちを抱いています。

早い段階から青年経営者研修塾や青年会議所で活動させていただくことができ、同世代の地域の経営者の仲間達とどうやったら地域に貢献できるかといういうことで議論をしてきました。そういった中で、守山は名古屋市街のベッドタウンとしての位置づけにあり、高齢化が進んでいるので、介護が必要となると思い、父の会社の一部門として、介護事業を立ち上げました。

 

【事務局】

子供の頃、お世話になった地域の方々が高齢者になっていくので、今度は、その方々をサポートすることで恩返しをしようということですね。

 

【大橋代表】

そのつもりで事業を立ち上げました。しかしすぐに矛盾を感じました。介護を必要としている人はいったん介護が始まると、ほとんどの場合、ずっと介護を受け続けることになる。そこに出口がありません。いったん介護を受けたら、ずっと介護を受け続けなければならないという姿を見て、自分が取り組まなければならないのは、介護が必要な人をサポートするよりも、介護が必要にならないような地域を作ることではないか、と思ったのです。それを実現するために、わくわくライフサポート守山を立ち上げました。

 

 

【事務局】

なぜ既存の事業で取り組むのではなく、あえて「わくわくライフサポート守山」を立ち上げたのですか?

 

【大橋代表】

事業とすると、利益を追求しなければなりません。例えば、介護が必要になるか、ならないか、という状況にある人がいるとします。もし利益を求めるならば、その方に介護サービスを提供するという方向を選ぶことになる。しかし、それでは私が実現したいことと反対になります。介護が必要になるか、ならないか、という状況がある人に対して、全力で介護が必要にならない方向、つまり健康であり続ける方向に行ってもらうように取り組まなければなりません。だったら利益を求めれてはいけない。だから会社ではなく任意で活動できる団体としての「わくわくライフサポート守山」で取り組むことにしました。

 

【事務局】

わくわくライフサポート守山では、どのような取り組みをされていますか?

 

【大橋代表】

守山という地域密着で取り組んでいるため、守山区役所や守山区社会福祉協議会と一緒に活動させていただくことが多いです。例えば年に1回もりやま健康フェスティバルを開催していますが、500名といった方々が地域から参加してくれています。

 

【事務局】

500名ですか?すごいですね。どんなイベントなんですか?

 

【大橋代表】

骨密度、血管年齢などの健康チェックや体力測定とか、楽しく取り組む運動講座や高齢者サロン開設相談会などを行っています。ただし、ただ測定するとか運動するとかだとあまり地域の関心を引くことができません。そこで前回は「縄跳びづくり」を行いました。守山には、縄跳びのシェア日本一の会社があります。いろいろと聞いていくと、実は縄跳びのダブルダッチの世界チャンピオンも守山にいらっしゃることがわかりました。そこでもりやま健康フェスティバルに来ていただいたところ、大変盛り上がりました。

 

【事務局】

まさに地域で作る、地域のためのイベントですね。

 

【大橋代表】

もりやま健康フェスティバルには子供から高齢者まで、あらゆる年齢層の方が来てくださいます。「健康」という一つのテーマで、これだけ、いろんな方々が集まってくれるのは、地域密着ならでは、だと思います。隣の人が頑張っていれば自分も頑張ろうと思うし、隣の人が苦しめば、それが自分の苦しみのように感じる。地域だからできることはたくさんありますし、地域で頑張っていれば、それがいつか大きくなって広がっていくと思います。

 

【事務局】

介護を必要としないような健康な体を維持するための取り組みも行われているのですか?

 

【大橋代表】

今回、守山区役所、守山区社会福祉協議会と一緒に60歳以上の方を対象とした健康ポイント事業「アクティブシニアチャレンジ事業」を立ち上げました。今年度から開始する予定です。健康のためにはまず外に出て歩くこと、地域の方とコミュニケーションをすることが大事だと思います。「介護にならないための仕組み」さえできれば、あとは地域で支えあうことによって、地域のみんなで実践できると思っています。この健康ポイント事業がその仕組みづくりの第一歩になればよいと思っています。

ただ、今回は60歳以上を対象としていますが、働き世代の健康づくりはもっと大切だと思います。働き世代に健康な生活習慣ができていないと、60歳過ぎてから取り組むのはなかなか難しい。だから今は、地域の企業を巻き込んだ新しい取り組みができないかと考えています。

 

【事務局】

健康経営が必要、ということですね。

 

【大橋代表】

はい。健康は損なってから気が付きます。介護の現場にいると、そのことを本当に痛感します。できなくなってからの対処では遅いです。一旦健康を損なうと、本人も、それを支える人達も疲弊します。忙しく働いている本人はなかなか健康を維持するための取り組みができないので、企業が社員の健康維持に果たすことは大きいと思います。

しかし、そのことが分かっていても、中小企業にとっては、なかなか実践することは難しいです。だからこそ、中小企業の健康経営を支えるための地域の仕組みが必要となる。我々は今そこに取り組みたいと思っています。

 

【事務局】

具体的に言うとどういった取り組みでしょうか?

 

【大橋代表】

まずは運動習慣だと思っています。個人だけでなく、会社が運動習慣を身に着けることが必要だと思います。

 

【事務局】

会社の運動習慣ですか?とてもユニークですね。

 

【大橋代表】

言葉はユニークかもしれませんが、会社で朝、ラジオ体操を全員で行うなど、運動習慣がある会社は昔からあります。ラジオ体操だけでも有効ですが、状況に応じていろんな運動を取り入れることで会社の運動習慣を身に着けることができれば、社員の健康づくりに大いに役に立つと思っています。

ただ、会社が運動習慣を身に着けるのは、個人が運動習慣を身につけるよりもさらに難しい。まずは経営者が、人を大切にする経営、社員の健康によりそう経営を実現しようという意思がない限りは、会社の運動習慣を身につけることはできません。だから、経営者が真の意味で健康経営を理解することが大変大切だと思っています。

 

【事務局】

本日はありがとうございました。

 

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わくわくライフサポート守山が主催するセミナー

 

~もりやまから始まる!!実践しよう運動習慣で社員の幸せをサポートする経営~

 

日時:8月31日(木)13時~16時

場所:守山区役所講堂

内容:

①働き方改革・健康経営

②企業の取り組み事例紹介

③会社の運動習慣

 

セミナー案内 PDFを表示

 

―お問い合わせ先-

株式会社アイチパック 川田氏

TEL:052-794-1461